64bit版のDebian WheezyでLP-S5000から印刷する

研究室のマシンから印刷できるようになったのでメモ.

必要なファイルをダウンロード

まずEPSON Download Centerで「LP-S5000」を検索してLPF for CUPSのページを開き,次のファイルをダウンロードする.

必要なものをインストール

README-lps5000.jaに下記のプログラムが必要だと書いてあるので,足りないものをインストールする.

これだけだと,次のステップでrpmパッケージをdebパッケージに変換するときにlibstdc++.so.5が無いと怒られるのでi386版のlibstdc5++をインストールする.

sudo aptitude install libstdc5++:i386

ドライバをインストール

alien -iでrpmパッケージからインストールしようとしても,アーキテクチャが違うと怒られてしまう.
そこで,中のコントロールファイルをいじる.

以下はEpson-LPS5000-filter-1.0-0.i386.rpmに対する操作例.


ダウンロードしたrpmファイルからビルド用のディレクトリを展開して,出来上がったディレクトリに移動,debian/controlを編集する.

sudo alien -g Epson-LPS5000-filter-1.0-0.i386.rpm
cd Epson-LPS5000-filter-cups-1.0
sudo vi debian/control

Architectureにamd64を追加する.

Architecture: i386, amd64

debian/binaryでdebパッケージを生成し,出来上がったパッケージをインストールする.

sudo debian/rules binary
cd ../
sudo dpkg -i epson-lps5000-filter_1.0-1_amd64.deb

Epson-LPS5000-filter-cups-1.0-0.i386.rpmにも同様の作業を行う.


次に,/usr/bin/pstolps5000.shの212行目,pstopsのパスを絶対パスに変更する.

rotator="" && test "$useRotator" = "on" && rotator="| /usr/bin/pstops -q $pstops1 $pstops2


最後にCUPSを再起動する.

sudo service cups restart